世界のおもしろ最新技術を紹介

仕事柄、新技術や節電・自然エネルギーなどのニュースが気になります。興味のある方にお伝え出来たらいいなと思います。毎週、技術的な事を中心に「今日は何の日」もお伝えしたいと思います。

日本の地熱埋蔵量は 世界第3位

地熱資源量 20,540(MWe)の発電能力は、2300万kW以上

環太平洋火山帯に位置する日本は、世界で第3位の地熱埋蔵量を持っていると言われています。

ちなみに、

  • 1位は、インドネシア 活火山数 150個 地熱資源量 27,791(MWe)
  • 2位は、アメリカ合衆国 活火山数 133個 地熱資源量 23,000(MWe)
  • そして、
  • 3位、日本 活火山数 100 個 地熱資源量 20,540(MWe)
  • 4位、フィリピン 活火山数 53 個 地熱資源量 6,000(MWe)

地熱資源量 20,540(MWe)の発電能力は、2300万kW以上と言われています。

今まで地熱発電が普及しなかった主な理由は、

1.地熱発電所として有望な地域が国立公園の中にあることによる規制

2.発電所近隣の温泉が枯渇するのではないかと言う心配

などが有りました。

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ところが、ここに来て新技術「バイナリーサイクル発電」が注目を集めています。

バイナリーサイクル発電とは、代替フロンなどの水より沸点の低い媒体を温泉の熱湯や水蒸気で気化させ発電用タービンを回す仕組みです。

今まで、温度が低いために利用されなかった蒸気でも、代替フロン使うことで有効活用できるようになった技術です。

特徴として

  • 1.既存の源泉をそのまま活用できる。
  • 2.源泉の湧出量に影響を与えない。
  • 3.新しい源泉の調査や掘削が不要。
  • 4.比較的低コストである上、短期間に運転開始出来る。

などが挙げられます。

オゾン層を破壊しない代替フロンの開発において、日本は世界一の技術を持っているので

国立公園内地熱利用の法整備が進めば一挙に地熱発電が普及するのではないでしょうか。

また、太陽光発電とは異なり天候に左右されず、昼夜関係なく発電できるのも大きな特徴です。

ちなみに、日本の年間総消費電力量ご存知ですか
1兆450億8,446万8,000kwhだそうです。

www.jogmec.go.jp

今日は何の日

6月18日(日)1948年 昭和23年 ニューヨークでLPレコードが初公開

6月19日(月) 645年 大化  1年 わが国最初の元号「大化」を制定

6月20日(火)1987年 昭和62年 ペパーミントの日 「はっか(20日)」の語呂合せ。

6月21日(水) ★(二十四節気) 夏至 。一年で昼間が最も長い日

6月22日(木)1752年 宝暦 2年 フランクリンが雷は電気であることを実験で確認

6月23日(金)1894年 明治27年 国際オリンピック委員会(IOC)パリで創立。

6月24日(土)1947年 昭和22年 UFOの日・アメリカの実業家が「空飛ぶ円盤」を発見。これが世界初とされる。

6月25日(日)1852年 嘉永 5年 住宅の日・スペインの建築家アントニオ・ガウディの誕生日